水は土地の味
神沢川の水は急峻の山から一気に降りてきます。 そのため鉄・マンガン・マグネシウムなどをほとんど含まない混り気が少ない軟水です。
きれいな酒ができる半面、ごまかすことができません。 地酒造りは、その土地の水を知ることから始まり、その水をいかにうまく使うか造り手の腕にかかっています。
米は優良な原料米を厳選
神沢川の水に合う米を厳選し、数種の銘柄を使い分けます。
「山田錦」「吟ぎんが」「雄町」など銘柄によって産地を決め、平成17年からは静岡県開発の酒造好適米「誉富士」も使用しています。
作りたい味をめざし、米の品種・精米歩合・その年の出来等により米の扱い方を見極めています。
酒造りは麹づくり
酒造りの工程で要となるのは麹づくりです。
そして麹造りで最も肝心なのは造り手の判断力です。
年によって違う気候や米の出来・時機を見逃さず早まらず、必要なだけ手を加えます。
そして五感を総動員して数値には出ない微妙な塩梅をとらえます。
蔵人
仕込みにあたる蔵人は、五感を駆使し、全量和釜蒸米・手造り麹と手間暇を惜しまず、醸造にあたります。
またより良い状態でお手元にお届けできるよう、パストライザークーラーや、釜を使った生詰瓶燗や低温貯蔵等を行います。
仕込みから出荷管理まで、気を抜かず、他に代替えのきかないオンリーワンを目標に社員一丸となって、かけがえのない1本となるよう想いを込めて送り出します。